歯科医院を受診して虫歯や歯周病を指摘され「歯磨きが大事ですよ」と言われたり、実際にブラッシングの指導を受けられた方は少なくないと思います。もちろんブラッシングによる毎日の歯垢(プラーク)の除去は、虫歯や歯周病の対策としてとても大事なものです。そして「甘いものを控えましょう」というのも何度もお聞きになっていることと思います。

ですがここに見逃せない事実があります。同じようなブラッシングや食生活でも、全く病状が悪化しない方と、急速に悪くなってしまう方が存在します。これはどう解釈したら良いでしょうか?

よく言われるのがいわゆる「体質だから仕方ない」という考え方です。ここでの「体質」というのは「自分ではどうにも出来ないもの」というニュアンスが含まれていることが多いようです。でも本当にそうでしょうか?

抗加齢医学の専門家の間では老化や病気のリスクは「自分では操作出来ない遺伝的なもの」は25%、「生活習慣など自分で変えられる環境要因が75%」ということになっています。当院では、一般の皆さんが「体質だから仕方のないもの」と諦めているもののうち、数値化が可能で歯周病の予後に影響が大きいと思われるものに着目しました。

当院で行っている歯周内科・栄養療法にはいくつか特徴があります。それは位相差顕微鏡による口腔内細菌の確認、歯周病原因菌の遺伝子検査(リアルタイムPCR)3DS(Dental Drug Delivery System)トレーの使用に加えて、血液データのオーソモレキュラー的解釈、体組成計によるデータ管理を行っている点です。

当院院長は日本抗加齢医学会専門医・米国抗加齢医学会会員として、歯科衛生士・管理栄養士とチームを組み皆様に「健康寿命を延ばし、元気に歳を重ねていただく」お手伝いをしています。

日本抗加齢医学会・・・医科・歯科など全ての医学領域、基礎から最先端の臨床応用まで網羅し、会員数8千名を超える国内で最も権威あるアンチエイジングの学会。

米国抗加齢医学会・・・世界で最初に設立された最も歴史あるアンチエイジング学会で、世界105か国、2万2千人以上の会員を擁する。