歯と健康の関わりについて知るのに役立つ本や、歯いしゃさんのほほえましい絵本を集めました。
順次追加の予定です。
栄養療法関連
アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる!
溝口 徹著 (青春新書 840円)
アレルギーには糖質(砂糖)がかかわっていた! 糖質の過剰摂取で血糖値が乱れると、その調整のために副腎からコルチゾールというホルモンが分泌される。それが続くとやがて副腎が疲労し、コルチゾールの分泌が減ってしまう。コルチゾールには、抗アレルギーの働きもあるため、それがアレルギーの悪化を招くのだ。副腎疲労という視点から、アレルギー改善の方法を説いた、最新栄養医学を解説する。
女性のイライラがスッキリ消える食事
定 真理子(著) 桑島 靖子(監修) (マイナビ 1470円)
女性のイライラは、栄養不足・血糖調節異常・女性ホルモンのアンバランスなどが関係して起こるため、食事や適切な栄養補充によりその改善は可能。イライラが起こるしくみを知り、正しく対処すれば自分で自分の感情をコントロールすることはけっして難しくありません。
本書では食事を変えて、イライラを改善する方法を伝授します。
歯科関係
親の責任 子供の虫歯 頭の良くなる歯の話 市来 英雄 著
(主婦の友社 ¥1300)
噛むことは単に食物を消化するだけでなく、生命活動や知力、運動機能などを向上させるのに重要だということが明らかになってきています。この本は、成長期の子供の育児に関わる方々に向けての著者からのメッセージです。
家庭の歯学 増田 純一他 共著
(クインテッセンス出版 ¥4.078)
治療上の疑問や心配ごとについて豊富な写真、図表を交えてまとめられた家庭百科。項目別に細かく編集されており、一冊あるととても重宝な事典。少し値段は張りますが価値は十分にあります。
歯いしゃのチュー先生
ウィリアム・スタイグ 作 うつみ まお 訳
(評論社 ¥1500)
歯いしゃのチュー先生は評判の名医です。どんな患者さんでもとても上手に治療しますが、猫の仲間だけはお断り。だって先生はネズミなんですから。でもある日、虫歯が痛くて痛くて困っているキツネさんがやってきます。チュー先生はどうするのかなあ・・・?
ねずみの歯いしゃさん アフリカにいく
ウィリアム・スタイグ 作 木坂 涼 訳
(セーラー出版 ¥1500)
先生の評判は世界中に鳴り響いています。アフリカのゾウさんから「虫歯を治しに来てください!」という手紙を受け取った先生は、奥さんと一緒にアフリカに旅立ちますが・・・
歯とスパイ
ジョルジョ・プレスブルゲル 著 鈴木昭裕 訳
(河出書房新社 ¥2200)
一人の男の「歯」一本ずつが主人公になる、なんとも奇妙な小説。歯の持ち主で東欧の諜報員である男、家族、友人、浮気の相手、そして歯科医などが、一本の「歯」ごとに綴られる物語に登場する。
男が総入れ歯になるまで続く物語は、歯科医の皆さんにはもちろん楽しめる内容。そうでない方も自分の「歯の痛み」を想像しながら読んでいくと、歯一本一本が「人格をもって一人歩きする」のを感じることができるだろう。
著者のプレスブルゲル氏は、ハンガリー動乱のさなかにイタリアに亡命したブダペスト人で、現在トリエステ在住。
(日本語訳にあたり、訳者の鈴木氏に依頼されて歯科用語の和訳についてアドヴァイスをさせて頂きました。)