私は、かねてより「歯科は健康寿命をおびやかす『未病』の段階からアプローチが可能」であることを広く普及していきたい、と活動をして参りましたが、その一環として9月6日、株式会社さくら舎より啓発書「すべての病気は口の中から! ~歯が痛くなる前に絶対読む本~」を刊行することになりました。
世界に先駆けて超高齢社会が現実のものとなっている日本ですが、生活習慣病により健康寿命を喪失し、10年前後のあいだ医療や福祉に依存せざるを得ない状況です。それは本人だけでなく、介護の問題を通じて家族や周囲、社会全体を巻き込んでおり、大きな社会的課題となっています。
本書では、意外と知られていない認知症の発症・進行と口腔の健康の関係について詳しく解説しています。また歯周病菌と腸内細菌の密接な関係を示す最新の研究成果もご紹介しています。この出版が一般の皆様と医療関係者により広く情報をお届けするための一助となり、「歯科が健康寿命の延伸に大きく寄与する」という認識がより一般的になることを願っております。
オーソモレキュラー・デンタル代表・森永歯科医院院長 森永宏喜
☆ 内 容 ☆